手作りうどんとか。

キミさんへ

子供たちを連れて帰省できる実家だったなぁと思う夏休み、冬休み、春休み。
寝る所がありません。
掃除からしないと落ち着きません。
26年間、物で溢れた片付けない家で育った私が40歳を迎え、部屋を整える事を知りました。
キミさんの言葉で、私は本当に変わりました。
子供たちには部屋を整える事が自然だと思ってもらいたい。
片付いた掃除をした部屋で育っていたら私は違う道を歩いていた。
そう思わずにはいられない程、整った部屋は精神に影響があると実感しています。
高校生の頃から私は自分をコントロールできなくなりました。
私は私に振り回されていました。
いつか抜け出せるのだろうか…先が見えませんでした。
就職をしても結婚をしても変わりませんでした。
次女を亡くし、私は自分の醜さとやっと向き合いました。
無くしてはいけないものを無くし、私は思い知ったのです。

昔からの友達がいないのも、昔の知り合いに会いたくないのも、昔の自分が嫌いなのも、今ならよく分かります。
魅力がなかった。
自分に自信が持てなかった。
だから、大切な人と別れてきた。
自分でも分かっていたのかもしれません。
それなりの道を選んできたのかもしれません。

今の自分が一番好き。

そう思えるようになって、私は昔の自分をとてもかわいそうに思っています。
ごめんね。
本当にごめんね。

子供たちがこんな思いをしないように、私は部屋を整えます。
自分に自信がもてるように。
自分が好き、そう思える自分になれるように。

思い立ち、うどんを手作りしてみました。
今年は年越しうどんにします。
釜あげ風に。
そして今日は錦卵を作ってみました。
明日砂糖を減らしてもう一度。
白菜も漬けてみます。
鶏ハムも作ります。
金時芋を蒸かして栗きんとんみたいにします。
昨日主人に美味しいと言ってもらえた大根も煮ます。

キミさん、今年一年、私を支えてくれてありがとうございました。
来年も少しずつ整えていきます。
来年もそばにいてください。

さと