ふりだしに戻る。

キミさんへ

今住んでいる土地に永住を考え、家の購入を考えています。
今の学区内を最優先で探すも難しく、少し範囲を広げました。
ではどこにするか?
分譲地を見に行くもピンとこない。
そして、果たして今、そこにこれだけのお金を出していいのか、という話になっています。
気持ち良くお金を出す。
その時まで色々な選択を探してみます。

キミさん、私も役員をやってみようかなと思っています。
まだやってもいないのにあれこれ悩まずやってみようかな。
あと、サッカーの連絡係も。
転校があるかな、とパスも考えていましたが、そんなに早急に何かが進む感じもありませんし。

ひきずらない。
受け取ったらおしまい。
おしまい!
ですね。
子供ってそれが上手ですよね。
大人はもう意識しないとできない。

キッチンのふきんを変えました。
吸水性の非常に悪いマイクロファイバーのクロスで食器を拭いていたのですが、吸水性抜群の綿100%7重ガーゼのふきんにしました。
拭いても拭いても水の拭き跡が残るストレスからの解放。
一発拭きあげ、時短、ノンストレス。
いつまでも食器を伏せて置きっぱなしの状態からの脱却。
気持ちがいいです。

小さな事なんですけど。
すごくすっきり。

さと

それでも一緒に暮らしていく。

キミさんへ

主人が確認したとは知らず、私も確認してしまいました。
何で一言言ってくれなかったんだと腹が立ちました。
でも私は一言言えない雰囲気を作っていました。

疲れないようにこれからどうするか。
もう少し思った事をストレートに言う。
そんなに飾らなくてもいいんじゃないかと思います。
見栄を張らなくてもいいんじゃないかと思います。
わきまえる。
私はこんなもんです。

相談しなくちゃいけない事、調整してもらいたい事、何とかしてもらいたい事、色々あります。
口をきかずに過ごす事はできません。
臭いものにフタ、の主人。
深くほじくり返す私。

かっこいいなと思われたい。
頭がいいなと思われたい。
ステキだなと思われたい。
すごいなと思われたい。
中身がないのにプライドばかりが高い。

わきまえる。

私は、そんなもんです。

さと

そして心が閉じていく。

キミさんへ

朝の「おはよう」もありません。
夜の「おやすみ」もありまさん。
業務連絡も減ってきました。
いつも何もなかったように元に戻せましたが、戻す気になれません。

頭の中がケーキと嵐でいっぱいなんじゃないの?
と指摘されただけなんですが。

愛をどこに置いてきちゃったんだでしょうか。
主人も私も。
そもそも愛してくれていたのかも分かりませんが。

私がどこかで出したものが主人から帰ってきているだけ。
それを受け取っているだけ。

誉めたり話を聞いたり機嫌が悪くならないように気を遣ったり。
話をするタイミングを図ったり。
上の空だったら打ち切ったり。
興味を持たれていない寂しさと戦い続けてきました。
今、少し、疲れてしまっているんだと思います。
バカになれば上手くいく。
分かっていました。
そうしてきたと思います。
それが今、ちょっとできません。

さと

あぁ、やっぱり会いたい。

キミさんへ

夜のキッチンの片付けをしている時にイヤホンでユーチューブの嵐を聞くようにして三日目。
重い気持ちを持ちを上げるため。
楽しみになるから不思議。
やっている事は変わらないのに。
それと、話す事はありません、という意思表示。
シャットアウト。
私は相当、傷付いたのだと思います。
事あるごとにちらついてしまうでしょう。

今、目の前にある事を頑張れないやつが、何を頑張れるんだ。

努力と継続。

会いたい。
会ってみたい。
無理かな。

さと

今日もあんぱんを焼く。

キミさんへ

楽しそうにしていない奥さんです、私。
やらなくちゃ、やらなくちゃ。
そんな事ばっかり思っています。
今、すごく居心地の悪い家になっています。

だって、愛がないんだもの。

じゃあ、何があるんだろ。

さと

私の頭の中は。

キミさんへ

誰が一番時間がないと思ってんの。
頭の中がケーキと嵐だけなんじゃないの。

今朝、主人に言われました。

もう行く。

そう言い捨てて家を出た主人。

その後、長男を送り出し、玄関で少し泣きました。

愛がない。
愛されてる気がしない。
主人の中の私は頑張っていない。

今日、何もできないかも。

助けてくれたのは嵐でした。

祈るような声で誰が待ってる君へ
迷わない翼を Zero to Goal Zero to Goal

トイレ掃除も部屋の掃除もできました。
洗濯もしました。
いつもと同じ。

何も言い返せなかった私の頭の中は、あんぱんと嵐でいっぱいなのかもしれません。
今日もあんぱんを焼きました。
とっても美味しく焼けました。

私の魅力って何だろう。
そもそも私に魅力なんてあるのかな。

自分に自信を持つのって本当に本当に難しい。

さと

ぎすぎす脱出。

キミさんへ

長男が同じマンションの子と遊ぶ約束をして帰って来ました。
スイミングの日だし、えーっ?と思いましたが解散時刻を決めてわが家に来てもらう事にしました。
せっかくなのでその子のママにもお時間あったら来てねとお誘いしました。
お掃除を毎日ある程度するようになり当日の来客も可になりました。
以前は前日に念入りにお掃除できる日を考え日程を組んで…みたいな大事でしたが今は気軽に気が向けばだいたいいつでも可です。

お互いの主人の事やお金事情、就職について、などなど。
久しぶりにお話ししました。
そして気持ちが晴れ、主人にいつも通りおかえりなさいが言えましたとさ。

さと